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トピックス

和婚

日本の結婚式の歴史は、「古事記」や「日本書紀」などの書物に登場するほど古い歴史があり、現代に至るまで様々な変化が遂げられています。
平安時代には、男性が女性の元へ通う「通い婚」という風習があり、女性の元へ通いつめた三日目に、お披露目の宴が催され、現代の披露宴に似たものが生まれたとされています。宮廷では十二単などの衣裳を御召しになりましたが、色のあるものが主流のこの頃、民間では現代の黒引き袖などに似た振袖の引き姿の着物に白い色が尊ばれました。 室町時代には、武家の良家などで礼作法着衣として引き着物の上に白打掛が着用されるようになり、これが現在の白無垢の原点となっています。
「和婚」と表現されるものは日本古来のしきたりに習ったもの、和服を着用するもの、日本料理を取り入れること、和風のコーディネートにすること、神社や神殿での神前式、寺院や菩提寺で行う仏前式など、幅広い範囲で「和」を取り入れたウェディングの総称とされています。

「日本ブーム」「ジャパンクール」等、様々な日本的な文化が注目されていく中、昨今の名古屋の和婚ブームは、日本人が改めて日本の歴史や伝統にひかれ、「着物」「神前」などのよさに気付きはじめたということでもあるのでしょう。日本人が持って生まれた美しさ、雅やかさ、おしとやかさなど、大人の女性の心に響いた、和のこころ。大人の女性を中心にブームとなったことは当然のことかもしれません。
また、和と洋を融合させ、両方のよいところをミックスさせたスタイル「モダン和婚」が女性を中心に人気です。伝統を重んじる“正統派和婚”が見直されていることに加え、ゲストハウスやレストランでのウェディングに和のテイストを取り入れる和洋折衷タイプの「モダン和婚」が生まれたことで、和婚を希望する花嫁が急増中。着物も着てみたいがウエディングドレスも着たいといった花嫁さまも増え、ヘアスタイルは洋髪のまま和婚を行うというのも主流になってきています。 また、最近ではかつらは使わず自分の地毛やポイントウィッグなどでアップスタイルにする方が多いようです。

あでやかな花嫁衣装や日本らしい演出はとても素敵ですが、真の美しさは内面を磨くことで輝きを放ちます。奥深い和婚の魅力を披露するには、ブームに流されることなく、神前式や和装の意味を知ることも大切です。
おごそかな神社や神殿での神官による神式の挙式。三々九度や玉串奉奠など、しきたりを重んじる神前式はその一つ一つに重要な意味があります。名古屋にも由緒正しい神社が数多く点在しています。衣装はかつらに綿帽子、角隠しに白無垢姿の花嫁と紋服の新郎が主流。最近では黒引き袖にかつらで角隠し、迎賓時は綿帽子に付け替えます。

国際色豊かな名古屋では特に国際結婚で本格的な神前式や和装を選ぶカップルも増えていますが、その国の文化を大切にする考えかたが根づいているからでしょうか。国際化社会の中で改めて自分の国の文化に触れることができるのも和の結婚式という一つの形とも言えるでしょう。